当院では、粉瘤など皮膚腫瘍の切除、陥入爪の手術などを行います。
粉瘤
見た目は半球状の皮下腫瘤で、中央に小さな開口部がみられることがあります。皮膚科で非常に頻度の高い良性腫瘍です。発症部位は顔面・耳周囲・背中・足の付け根などの頻度が高いです。粉瘤に炎症が起きると、赤く腫れて熱感・痛みを伴います。粉瘤が破裂して、膿や内容物が出てくることもあります。
治療について
局所麻酔下に摘出します。部位や大きさによって、傷が数mmと小さいくり抜き法(へそ抜き法)を選択します。膿がたまっている場合は、切開排膿のみを行うことがあります。
そのほか、いぼなどの皮膚腫瘍の切除を行います。
陥入爪
巻き爪は、外反母趾や扁平足などの変形や不適切な爪の切り方・歩行など、爪への力の加わり方の問題による爪の変形で痛みは伴いません。陥入爪は、爪が皮膚にくい込み炎症を起こし痛みを伴い、巻き爪と合併していることもあります。
治療法
爪のくい込み軽減のため伸縮性のテープを巻くテーピング法など、まずは低侵襲な治療を行います。
これらの治療で充分な効果が得られない場合、局所麻酔下に陥入爪を根元から除去し、再発予防のため薬剤で処理します。
3TO(VHO)というワイヤーを用いた治療は、無麻酔での処置が可能です。